トレーニングには様々なやり方・アプローチ方法があります。
メジャーなモノとしてはダンベルやバーベルなどのウエイトトレーニングから、ストレッチポールやフォームローラーなどのストレッチング系アイテムなど。
それに加えて、近年物凄いスピードで認知されてきているツールがあるのをご存知でしょうか!?
それは「TRXサスペンショントレーニング」です。
この運動はどんな人・場所・目的にもあったトレーニングが可能であることから、今現在ではジムに設置されたり、自宅で個人で活用する人も多いです!
【この記事はこんな人におすすめ】
・サスペンショントレーニングのやり方を知りたい人
・自宅で出来るトレーニングツールを知りたい人
・ユニークなトレーニングを試してみたい人 など
今現在の運動習慣に更にエッセンスを加えるのに良いアプローチになると思います。
それでは、TRXサスペンションについてまずは理解度を高めていきましょう!!
TRXサスペンションとは!?
そもそもTRXサスペンションとはどんなモノなのか。
それについて以下を参考にしてみましょう!
誕生秘話
TRXサスペンションはネイビーシールズ(海軍特殊部隊)で誕生しました。
生みの親であるランディー・へトリックとネイビーシールズのメンバーは最高のコンディショニング方法を模索していたところ、パラシュートとゴムボードの補修道具を組み合わせてトレーニングツールを作成していたとのこと。
それが今現在、多くのジムで活用されているTRXサスペンションになったとされています。
テレビ「ぴったんこカンカン」でも紹介されておりますね!!
新しいトレーニング方法
TRXサスペンショントレーニングは、筋力トレーニングに特化した従来のトレーニングとは違って柔軟性・コア。バランス能力などを安全的に総合的にトレーニングすることが望めます。
また、日常やスポーツで必要な機能的筋力(実際に使われる筋力)を養うことから、ファンクショナルトレーニング(機能的な運動)とも呼ばれています。
どんなレベルにも適応
ネイビーシールズで誕生したトレーニングのため、アスリートやトレーニング上級者向けなイメージがありますよね。しかし、実際にはフィットネスクラブで高齢者のプログラムやリハビリ・カイロプラティックなどの場面でも活用されています。
つまりは、どのレベルの人でも活用できるトレーニングプログラムを作成できるのがTRXサスペンショントレーニングの良さとも言えます。
使用のガイドラインについて
姿勢
すべてのエクササイズにおいて、コアを働かせてニュートラル(自然)な背骨を保ち、耳・肩・股関節のアライメント(姿勢)を維持するようにします。
ストラップをピンッと張る
エクササイズ中はサスペンションが緩まないように、常に均一なテンションを書けるようにして行う。
プーリー運動をしない
サスペンショントレーナーは滑車ではないので、左右交互に動かすような使い方はしないように気を付けましょう。プーリー運動(滑車運動)を行うとサスペンションのアンカー部分が摩耗を早める原因となるため、左右均等にテンションを与えるようにします。
腕を支えない
身体を安定させようとしてサスペンションを腕などにくっつけないようにしましょう。
TRX4つの基本原則
①立位で行う
ただ筋肉に刺激を与えるだけであれば椅子に身体を固定するマシンを活用しますが、TRXサスペンショントレーニングは同時に安定性や体幹部(コア)を働かせることが特徴です。
そのため、基本的には立位姿勢から姿勢をスタートしていくことで、筋肥大だけを目的にしないようにします。
基本は立位で実施するか、フットクレイドルにて実施していきます。
【フットクレイドル】
サスペンションハンドルの真下にあるループに仰向けやうつ伏せになって行うトレーニングで、つま先や踵を入れること。※フットクレイドルの種目ではサスペンションが床から20~30cm高い位置に調整します。
②総合的な多関節運動
トレーニングには、単関節運動と多関節運動に分けられます。
単関節運動はレッグエクステンション・レッグカール・ダンベルカールなどの1つの関節が動くトレーニングを指します。これは1つの筋肉を集中して鍛えるのにおすすめな種目です。
多関節運動はスクワット・腕立て伏せ・ラットプルダウンなどの2つ以上の関節が動くトレーニングを指します。これは全身的に鍛えていくため、代謝向上やバランスよく鍛えたい際におすすめです。
TRXサスペンショントレーニングでは、多関節運動をメインにしますので総合的にバランスよくトレーニングが可能となります!
③三次元のトレーニング
運動では、3つの面が複合的に混ざり合ってトレーニングが完成されます。
その中でも従来のトレーニングが矢状面が特に多いとされており、1次元だけの運動ではバランス良く運動ができないことから関節症やパフォーマンス低下などに繋がります。
そのため、TRXサスペンショントレーニングでは、矢状面・横断面・前額面を複合的に混ぜた運動を行っていきます!
④コア機能の最大化
シンプルな腹筋運動で腹緊を収縮させるというレベルとは違ったレベルの刺激を与えることが望めます。
背骨を安定させて、背骨が丸くなったり・反ったり・捻じれたりしないように体幹部(コア)を安定させることができます。
コア部分は力の源となるため、TRXサスペンショントレーニングでは体幹強化にもおすすめされています
TRXサスペンションの設定方法
設置する場所
以下、TRX JAPAN様の動画を参考にしてみましょう!
長さの調整
以下、TRX JAPAN様の動画を参考にしてみましょう!
シングルハンドモード
誤った設定にすると滑りや転倒に繋がる恐れがありますので、以下を参考にしてみましょう!
フットクレイドル
【踵を置いて仰向けになるエクササイズ】
【つま先を置いてうつ伏せになるエクササイズ】
TRXを活用したストレッチング
それでは、TRXを活用したエクササイズを紹介していきます。
まずはウォーミングアップとして以下のストレッチングから始めてみましょう!
TRXチェストストレッチ
【効用】
胸・肩・股関節をストレッチすることで姿勢向上を目指します。
【ポイント】
両足ん距離を大きく広げることで、ストレッチ効果が高まります。
TRXロングトルソツイスト
【効用】
体幹・背中・股関節の柔軟性を高めます。
【ポイント】
角度を調整して、筋肉より伸びるポジションを見つけていきましょう。
TRXスタンディングフィギュア4ストレッチ
【効用】
腰部・股関節・臀部・ハムストリングスなど、後面の柔軟性を高めていきます。
【ポイント】
腰を床の方向に下げて、背骨を真っすぐにするようにしましょう。
TRXを活用した下半身トレーニング
TRXシングルレッグスクワット
【効用】
サスペンションを使用してバランスを取ることで、可動域を最大限生かしてスクワットが可能となります。
【ポイント】
脚全体および大殿筋を活性化するために、踵が浮かないように行う。
TRXハムストリングスカール
【効用】
臀部・ハムストリングスを中心に姿勢を安定化させるためにコア(体幹部)も働かせられる。
【ポイント】
動きを最大限に引き出すために、足首を90°(つま先を頭方向に倒して踵を遠くに押し出す)にキープする。
TRXヒップアダクション
【効用】
コアと肩を強化しつつ、股関節の内側の内転筋群にストレッチ負荷を加えます。
【ポイント】
耳から脚先までが一直線になるようにして、お尻が上がらないようにキープして行う。
TRXを活用した上半身トレーニング
TRXチェストプレス
【効用】
胸・肩・腕を強化しつつ、コアも活性化させる。
【ポイント】
ストラップが腕に振れて擦れないように、手を高めの位置に維持しましょう。
TRXローロウイング
【効用】
背中・腕を鍛えつつ、コアも安定化させる。
【ポイント】
スタート時はカラダの傾斜で負荷を調整して行う。
TRXバイセップスカール
【効用】
上腕二頭筋・前腕を鍛えつつ、コアを安定化させる。
【ポイント】
脇を絞めて、持ち上げた肘を肩の高さに保ちましょう。
体幹トレーニング
TRXプランク
【効用】
コア全体を強化します。
【ポイント】
耳から足先までが一直線になるように、お尻が上がったり・下がったりしないように真っすぐにキープします。
TRXパイク
【効用】
コア全体を強化しつつ、肩周りも同時に強化します。
【ポイント】
膝を曲げないように股関節を折り曲げて、お尻を持ち上げましょう。
TRXペンデュラム
【効用】
コア全体を強化しつつ、特に腹斜筋にフォーカスした運動です。
【ポイント】
コアを働かせながらコントロールを維持し、徐々にふり幅をおおきくしていきましょう。
最後に
今回はTRXサスペンションの使用方法やエクササイズ例を紹介いたしました。
こちらのトレーニングに興味がある人はこちらの公式HPである「https://trxtraining.jp」をチェックしてみてください。
他にも多くのエクササイズがありますので、ご自身に合ったトレーニングプログラムが見つかるはずですので、是非参考にしてみてくださいませ!!